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【取材】必勝本ライター・コング誠が店長!?「ぱちBAR LucKey」に行ってみた

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パチンコ必勝本のベテランライター・コング誠さんが店長をつとめる「ぱちBAR LucKey」が、今年7月、五反田にオープン! 公式Twitterでは、楽しそうな営業の様子が毎日のように流れてきていますが、実際はどんな雰囲気のお店で、どの機種で遊べるのだろう……と気になっておりました。


なにより、お酒に目がないP-Summa編集部員。取材にかこつけてアルコールを摂取したい! という超個人的な欲望も胸に秘め、取材のお願いをしたところ……快く引き受けて頂きました! ということで、コング誠さんにお話を伺います。

「ぱちBAR LucKey」誕生秘話

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――本日はお時間を頂き、ありがとうございます。早速ですが、五反田駅前ってかなり多くのパチンコ・パチスロホールがありますよね。この場所を選ばれたのは、やはり激戦区であることを意識してのことなんですか?

あ、違います(笑)。

――違うんですか!?

知り合いで、パチンコ・パチスロのバーを持ちたいという方がいらっしゃったんです。僕はその方の雇われ店長という形です。元々お店をやってみたいと思っていたので、それで話がまとまりました。

――そうだったんですか。

この場所も最初から用意されていました。ホールの激戦区だったのはたまたまです(笑)。

――お店を任されるにあたり、そのオーナーさんとはどんな話をされたんですか?

「ライターと飲める店」というコンセプトで任されているので、そこはきっちりと守っていくつもりです。ライター仲間に声をかけてスタッフを増やしていますが、今日みたいに自分が店に立つ日も多いですね。

――でも昼間はライターのお仕事があるんですよね……?

そうですね。なかなかハードです(笑)。

設置機種と内装のこだわり

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――ここには無料で遊べるパチスロが設置されていますが、どんな考え方で機種選びをされたんですか?

オープン時は自分たちの好きな機種を置いていましたが、今はお客様からのご要望が選定基準になっています。

――そうなんですね。では、リクエストが多い機種は?

「バジリスク絆」とか「リゼロ」とか、やはり現役の人気機種が一番多いですね。その次に人気なのが、もうホールに設置がない機種で、今置いてある「大花火」もその一つです。ここで初めて会ったお客様同士が、「大花火」を通じて盛り上がった、なんてこともありました。

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――それはいかにも「ぱちBAR」らしいエピソードですね。ちなみに、次に導入しようとしている機種はなんですか?

人気の5号機が次々と設置期限を迎えていますよね。期限が切れると中古機が安くなるので、今後狙っていこうと思っています。最近だと「化物語」とかですね。

――今ここにあるのはほとんどパチスロですが、パチンコは置かないんですか?

パチンコは音が大き過ぎて、今のところ自粛しているんです。パチスロもそれなりに音がしますが、パチンコほどではないんです。パチンコはやはり玉の音が凄いんですよね……。入口にある「北斗の拳」は、演出を楽しむ用のものなので、玉は打ち出しておりません。

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――何とかパチンコを置く方法も見つかるといいですね。店内は歴代名機のパネルや新台のポスターでとても楽しそうな雰囲気ですが、内装についてのこだわりはありますか?

色々飾ってありますが、これはまだ完成していないんです。方向性としては「来るたびに内装が変わっている」というのを目指しています。

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――これらのパネルはどこから調達してきたんですか?

個人の持ち物だったり、お客様に譲って頂いたりと、色々です。壁のポスターはメーカーさんから頂いたものです。メーカーの方もよくいらっしゃるんですよ。

パチンコライターと飲めるお店!

――「ライターと飲める店」というコンセプトですが、お客さんとはどんなお話をされますか?

一番多いのはその日の実戦の戦果や感想ですね。打った帰りに立ち寄ってくださる方も多いので、開店直後(平日18:00~ 土日15:00~)の時間帯より、19:00とか20:00頃から混み始めます。逆に言うと、開店直後なら僕たちとゆっくりお話できます(笑)。あとは、今後楽しみにしている機種の話もしますね。自分は主にパチンコのライターなので、パチスロの話もできるように勉強しています。

――そう聞くと二足の草鞋がますます大変そうに思えてきました……(汗)。そういえば、店内にはパチソングが流れていますが、あちらのモニターにはカラオケも入っているんですね。よく歌われる曲とかはありますか?

人気なのは「甲賀忍法帖」とか、あと「マクロス」や「花の慶次」の楽曲ですね。


――パチソングってテンション上がる曲多いですよね! 盛り上がるといえば、毎日さまざまなライターさんがお出迎えをされていますが、特に反響が大きかったのはどんな方ですか?

やはり女性ライターですね(笑)。お客様は男性が多いので……。


――こちらも男性なので、よ~くわかります(笑)。女の子とパチンコ・パチスロの話をするのって楽しいですよね! ちなみに、「バー」ってあまり馴染みがない方もいらっしゃると思うんですが、一見さんとかお一人様でも歓迎してくれますか……?

もちろんです! いつでもお気軽にいらしてください。

――ドリンクやフードへのこだわりはありますか?

これも設置機種と同じで、お客様の要望を受けて少しずつ増やしているんです。オープン当時のメニューは今の半分ぐらいしかありませんでした。


――では、本日のおすすめは?

メーカーズマークのハイボールと、新メニューの鶏の唐揚げなんていかがでしょうか。

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――最高の組み合わせ……いただきます!メーカーズマークは一番好きな銘柄なので嬉しいです。それにこの唐揚げ、柔らかくておいしいですね。さて、食べながらですみません、最後に今後の展望をお聞かせください。

来店されたお客様には幸せになって帰って頂きたいと思っています。今後もお客様の声をしっかり聞いて、設置機種や内装を充実させつつ、ライターと飲める楽しいお店を作っていきます。

――どんな風に進化していくか、とても楽しみです。これからも頑張ってください!ありがとうございました!!

 

ライターさんと直接パチンコ・パチスロの話ができるというのは想像以上に楽しい体験でした。某アイドルじゃないですが、紙面や画面の中にいた方が目の前にいるというのはワクワクします。一見さんやお一人様も歓迎とのことなので、勝った日も負けた日も、五反田の「ぱちBAR LucKey」へ足を運んでみてはいかがでしょう?

P-Summa編集部

【取材】2020年に向けてホールはどう変わる!?カレイド新宿店の受動喫煙対策

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「健康増進法改正」と「受動喫煙防止条例」の施行まで、残り約7ヶ月。パチンコホールの環境革命に備えて、紙タバコと加熱式タバコと電子タバコの三刀流! となったP-Summa編集部員です。最新鋭の「喫煙ルーム」を開発しているコマニー株式会社への取材を通じて、今後のパチ屋の禁煙・喫煙事情に興味を持った編集部員。
 
28年前から禁煙対策に乗り出していたピーアークや完全分煙を実現したエンジェルグループと続けざまに取材してきましたが、今回訪れたのは新宿駅西口から徒歩3分のところにあるカレイド新宿店です! 激戦区新宿で、いち早く禁煙化に取り組んだ同店は、2020年4月に向けて、どう変わろうとしているのでしょうか? 店長の北條さんにお話を伺います!

1996年から禁煙フロアを設置! 「カレイド新宿店」

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カレイド新宿店は1996年7月7日にグランドオープン。1階とB1階が喫煙可、2階のパチンコフロアのみ禁煙(喫煙所はアリ)という形態でスタートしたそうです。当時、禁煙の取り組みをしている店舗はほとんどなく、都内最大級の禁煙フロアとして、タバコを吸わないお客さんを中心に注目されたのだとか。
その後、さらなる取り組みとして、禁煙フロアにスロットも設置。会社帰りのサラリーマンや女性など、新しい客層を呼び込むのに貢献したと言います。

確かに、スーツやオシャレ着にタバコの臭いが付くのは嫌ですもんね。所帯持ちのサラリーマンなら、なおさらだと思います。「あなた、スーツがタバコ臭いんだけど、もしかして……」的なことも起こりかねません。

しかし、禁煙フロアを2階に設置したため、下からのタバコの煙が2階にまで来てしまうという問題が発生。グランドオープンから20年近く経っていたこともあり、2015年に大幅なリニューアル工事を行ったそうです。

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生まれ変わったカレイド新宿店は、1階のパチンコフロアとB1階のパチ&スロフロアが完全禁煙、2階のスロットフロアのみ喫煙可という形態に。また、お客さんの記憶に残るようにと、オリジナルフレグランスのアロマを使って、良い香りがする空間を演出したのだとか。

そんな経緯でホールの分煙・禁煙化を進めてきたカレイド新宿店ですが、リニューアル後の評判は賛否両論だったと言います。

「2015年のリニューアル時、パチンコが打てるフロアをすべて禁煙にしたため、常連のお客様から『なんで禁煙にしちゃったの』という声を多く頂きました。もちろん、『空気がきれいで良い』といった意見もあったのですが、以前に比べてパチンコの稼働率は下がってしまいましたね。」と語る北條さん。

「それでも、禁煙フロア設置店の先駆けとして、さらにその先をいく試みが必要でした。パチンコフロアの全面禁煙もその一環ですね。ご存知のとおり、新宿は競合店ひしめく激戦区なので、他店との差別化が不可欠です。禁煙化を実施して終わりではなく、よりお客様に選んで頂ける取り組みは、今でも模索し続けています。その結果、ありがたいことに禁煙フロアの稼働も盛り返すことが出来ました。」

やはり、激戦区ともなると禁煙化だけでなく、複合的な取り組みが必須なんですね。では、お客さんから選ばれるホールとなるため、どのようなことをしてきたのでしょうか?

2017年「パチンコ女子=カレイド女子」カレ女誕生!

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近隣の競合店とのさらなる差別化を図るため、カレイド新宿店は2017年に「カレイド女子」なるものを誕生させました。カレイド女子……通称、カレ女。なんとも華麗で優美な響きです……! そんな彼女たちは、 同店の女性スタッフで結成された「女性の、女性による、女性のためのホール作りを提案する」チームで、その活動は多岐に渡ると言います。

そのなかでも編集部員が注目したのは、お客さんの意見を取り入れつつ行う早急なホール改革。カレ女誕生から現在まで、およそ2年間の間に、女子トイレのアメニティの充実や女性向けコーナーの開設など、次々と新しい取り組みをスタートさせました。

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この写真は、男子では決して入ることができない禁断の花園、女子トイレの中です。写真はもちろん、法にふれない方法で入手しましたよ、ええ。パウダールームには、ドライヤーやヘアーアイロンまで備えられております。

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さらに、アロマやオシャレ感ただようものまで置かれており、インスタ映えしそうな雰囲気がプンプンです!

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こちらは女性向けコーナーの一角。お姫様でも、おもてなし出来そうなソファーに……。

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カレ女が厳選したという30代~40代の女性に大人気の漫画! パチ屋の漫画コーナーと言えば、「北斗の拳」とか「花の慶次」とか、漢! 的な漫画は必ずと言っていいほど用意されていますが、カレイド新宿店には無いんですね。徹底されています。ちなみに、女性向けコーナーとは言いつつも、男性でも利用可。編集部員も、ソファーに座って優雅な気分を味わわせて頂きました!

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女性向けの貸し出しサービスも充実しており、ブランケットにクッションにフェイススプレーと豊富なラインナップ。こちらのサービスも、カレ女が考案したとのこと。
こういったカレ女による女性のためのホール作りと禁煙化がマッチした結果、競合店とは異なる客層を呼び込むことが出来たそうです。また、これらの取り組みは女性ユーザーだけでなく、男性ユーザーの集客にも効果があったのだとか。

女性ならではのきめ細やかなサービスが好評だったのか、それともメディアやSNSへの露出も多いカレ女目当てで来るお客さんが増えたのか、真相は定かではありませんが……多分、後者だと思います、ええ。健全な男子たるもの、可愛い女の子に接客されたほうが嬉しいですから!

2020年に向けて「カレイド新宿店」はどう変わる?

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禁煙化やカレ女の活動などで、競合店との差別化を図ってきたカレイド新宿店。では、2020年に向けて、どのように変わろうとしているのでしょうか? 引き続き、北條さんにお話を伺います。

「カレイド新宿店では、既に1階とB1階の禁煙化が完了しておりますので、残るは2階をどうするか? ですね。現在、喫煙ルームを設置するか、新たな仕切りを設けて加熱式タバコが吸える遊技フロアとするか、あるいはその両方を検討しています。さきほど申したとおり新宿は激戦区なので、競合店とは異なる方針を取る予定です。」

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「設置機種についても、お客様からのご意見やフロアごとの稼働傾向をもとに、最適な配置が出来るよう心がけております。現在は、1階にメイン機種やミドルスペックの台、女性向けコーナーがあるB1階には女性支持率の高いコンテンツの機種やライトミドル・甘デジの台を多めに設置しています。スロットに関しては、B1階にはAタイプや比較的マイルドな機種、喫煙可の2階には荒波スペックを多めにという配置ですね。今後は自店舗だけでなく、他店の環境も大きく変わるので、よりお客様に選ばれるホールになれるよう努力を続けていきます。」

以前に取材したエンジェルグループでは、禁煙フロアと喫煙フロアとで、機種を出来る限り平等に配置する、といった方針でしたが、カレイド新宿店では意図的に変えているのですね! 最適解はホールによって違うということでしょう。そして、受動喫煙対策も着々と進んでいる様子。

最後に北條さんは今後の目標について、「これからも“おもてなし”のマインドを大切に、スタッフとお客様とが良い関係を築ける店舗を作っていければと思います。理想は、カレ女と女性のお客様との女子会をB1階にあるカフェで開くことですね! 」と笑顔で語られました。

 

2020年4月には、分煙・禁煙化が当たり前になるパチンコホール。そのなかで競合店との差別化を図るには、設置機種や設備の違いだけでなく、人の力が必要になるのかも知れません。カレイド新宿店とカレ女が、この先どのような進化を見せるのか、期待せずにはいられません!

P-Summa編集部

【取材】パチンコ業界の学校!? G&Eビジネススクールの説明会に潜入してみた

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「自分好みの台を作ってみたい」……パチンコ・パチスロファンならば、誰でも一度はそう思ったことがあるのではないでしょうか? あのアニメとタイアップした機種を作りたいとか、こんな新システムはどうだろうとか、よく考えますよね。何を隠そうP-Summa編集部員もしょっちゅう妄想しています。

そんな妄想を現実にする術が、なんと渋谷駅徒歩3分のところにありました。その名も「G&Eビジネススクール」。パチンコ・パチスロ業界に特化した専門学校で、渋谷校のほかに大阪校もあります。
今回は7月20日に渋谷校で開催された「特別スクール説明会」に、編集部員が潜入取材! さらに、関係者の方々にインタビューもさせていただきました。パチンコ業界への就職に興味のある方は必見です!

G&Eビジネススクール渋谷校の説明会に潜入!

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説明会はこちらのセミナールームにて行われました。清潔感あふれる広々とした空間! まさに学び舎という雰囲気です。

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まずはパチンコ・パチスロ業界の現状を解説。遊技人口が減っているとは言われていますが、国内「余暇市場」およそ70兆円のうち、パチンコ・パチスロが実に約20兆円を占めているとのこと。まだまだ人気のレジャーということです! 有名アニメの制作会社が、実はパチンコメーカーの子会社という事例も多く、他のエンタメ業界と密接に結びついているというお話も聞けました。

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そんなパチンコ業界に優秀な人材を輩出するため、G&Eビジネススクールは大手メーカー・販社が共同出資して運営しているとのこと。「業界が求めているのはどんな人材だと思いますか?」という質問に、参加者の方は「パチンコが好きな人……?」と回答。これが大正解! 各社は「面白いものを作りたい」、「パチンコ業界を盛り上げたい」といった気持ちを持つ方々に来てほしいと考えているそうです。

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G&Eビジネススクールのコースは、

・PS総合開発コース
・PSプランニングコース
・PS映像プランニングコース
・PS営業育成コース
・PSメディア・ライターコース
・総合エンタテインメントコース
・PSホールコース

など多岐に渡りますが、この日の参加者の皆さんは全員「開発」に興味を持っている方々だったため、説明は「総合開発コース」「プランニングコース」「映像プランニングコース」に絞って行われました。

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各コースの概要説明に続いて見せていただいたのは、過去の生徒さんが在学時に作ったというパチスロの企画書とPV! 某有名アニメをモチーフとして制作した卒業作品とのことですが、プロが作ったものと比べてもまったく遜色ありません。システムも作品の世界観とマッチしていて、機械割も良くて、普通に打ちたくなりました。卒業後にどこかのメーカーで本当に企画しているかも……と思うと胸熱です。

全体への説明会の後は、参加者一人一人との質疑応答・面談の時間が設けられました。いやはや、手厚い……! 編集部員も講師の方と面談……ではなく、インタビューをさせていただきます! 校長の高原さんとチーフインストラクターの安藤さんにお話を伺いました。

G&Eビジネススクール講師陣にインタビュー!

――説明会に参加させていただき、ありがとうございました! 改めてよろしくお願いします。まず、G&Eビジネススクールでは、週に何回くらい授業があるんですか?

コースによって多少異なりますが、週1~2回、中心時間帯は15:00~19:15です。

――週1~2回でその時間帯なら、働きながらでもダブルスクールでも通えますね。いくつもコースがありますが、特に人気のあるコースはどれですか?

2年制の「総合開発」です。他のコースは基本的に1年で卒業なんですが、2年あると1年目に基礎を固めて、2年目でじっくり就職活動に取り組めるというのが人気の理由だと思われます。
総合開発コースの次に人気があるのは「メディア・ライターコース」ですね。雑誌やYouTubeで活躍されているライターさんや演者さんに憧れて入学される方が増えています。このコースは2013年に新設したんですが、当初のカリキュラムには動画の撮影・編集はありませんでした。しかし、動画で活躍される演者さんが増えたこともあって、新たにカリキュラムを加えました。

――ニーズや時代に合わせてカリキュラムを変えているんですね。

はい。ちなみに、2006年に開校した時、一番人気があったのは営業コースでした。その後、開発系の就職実績ができて、だんだんと開発志望の方が増えてきましたね。

内定率95%!? パチンコ業界への就職に特化した環境

――では、生徒さんの男女比はどうなっていますか?

99%男性です(笑)。稀にいらっしゃる女性は、パチンコの液晶演出が好きで、映像プランニングコースを志望される方が多いですね。
女性に限らず、本校に入学される方はもともとパチンコ・パチスロ愛の強い方ばかりですから、皆さんとても仲が良いです。

――気兼ねなくパチンコ・パチスロの話ができますからね!羨ましい環境です。

実機を持っているぐらい好きという方も珍しくないですし、授業のない日に連れ打ちをしている生徒もいます。同期のOBで毎年バーベキューをしているグループもありますね。
仲が良いと、在学中に楽しいというだけでなく、卒業後、つまり業界に入った時点で横のつながりがあるというメリットもあります。

――なるほど。それは心強いです。

それと、本校は「完全就職保証制度」というものを用意しておりまして、卒業時に就職が決まっていない場合は、特別講義の実施やスキルに応じた求人紹介などの支援を継続して行っています。その結果、2018年度は卒業生の内定率が94.6%となりました。

――94.6%!? すごい継続率……もとい内定率です! ちなみに、就職先の内訳はどうなっていますか?

メーカーが3割、開発会社(メーカーから受注して映像・プログラミング・企画などを作る会社)が4割、雑誌・Webなどのメディア関係が2割で、残りはホールや販社といった感じです。

――やはり開発を志して、そのまま開発の道に進む方が多いんですね。生徒さんの年齢層はバラバラだと思いますが、過去に一番年齢の高かった方はおいくつでしたか?

一番上の方は40歳を超えていました。実は、すでにパチンコ業界で働いていて、スキルアップのために本校に通われる方もいらっしゃるんです。その方もそうでしたね。ほかにも、パチプロを卒業しての初就職や他業種からの転職を目指して、30代半ばで入学される方も多いです。

――30代、未経験でもパチンコ業界に就職できるなんて、夢がありますね!

そういった方も、卒業後にメーカーに就職して活躍されていますので、興味のある方は年齢を気にせず、一度G&Eビジネススクールにお問い合わせいただければと思います。本校の特徴として、「在学中の中途採用が多い」ということも挙げられますね。年に数回ある作品発表(企画書・映像など)に多くの企業の方がスカウトに来ているんです。そこでスカウトされ、在学中はアルバイトとして働き、卒業後にそのまま就職というパターンもあります。

ニーズに応えたカリキュラム

――貴校のカリキュラムは、作品発表が節目になっているんですね。

そのとおりです。講義で学んだことが試される場ですし、皆さん意欲的に取り組んでいます。授業のない時間帯は教室やPCを開放しているので、発表に向けて自発的に準備している方も多いです。

――映像制作用のソフトやPCは高価って聞きますから、自由に使えるのはありがたいと思います。作品発表以外で、反響の良いカリキュラムはありますか?

メーカーさんが開く新機種展示会の見学はやはり人気です。最新機種にいち早く触れられますからね。あとは、現役ライターさんによる講義も人気カリキュラムの一つです。

――では、それぞれのコースで最初に教えることは何ですか?

営業系のコースでは営業マンとしての心構えを教えます。何を目指すかということを明らかにした上で、個々の講義を受けていただくためです。開発系のコースでも、具体的な技術に先んじて「物の見方」を伝えています。
メディア系のコースでは、現状の広告規制も含めた業界の仕組みを最初に理解してもらっています。どんな業界か、どんな制約があるか知らないことには始まりませんからね。

生徒さんの大半は、ユーザーとしてすでにパチンコ・パチスロに詳しい方々ですが、そこに開発側・業界側の視点を与えるというのが本校の大きな役割の一つです。要するにギャップを埋められるんですね。どんな業界でも「こんな世界だとは思わなかった」という落差にショックを受けてしまうケースがありますが、本校では「楽しく学べる」をモットーに、業界の実態も真摯に教えているので、内定率が高いだけでなく、離職率が極めて低いんです。

――それは働く側・雇う側の双方にとって非常に好ましいことですね!

カリキュラムの中では「グループワーク」がギャップを埋める効果を発揮しています。卒業制作は一人一人が個々に作品を作りますが、中間の作品発表はグループで行います。実際の現場でも、個人の考えだけで物事は進みません。意見をすり合わせることの大切さを、グループワークを通じて学んでいるのです。

――知識や技術を教えるだけに留まらず、優れたメンタルも併せ持った一流の業界人を育てているんですね。本日はありがとうございました!

 

抜群の内定率と現実に即したカリキュラムで、パチンコ・パチスロ業界に優秀な人材を送り続けるG&Eビジネススクール。現在、2020年度の生徒を募集中で、各コース定員になり次第締め切っていくとのこと。しかも来年度からは、学費がお安くなるのだとか! 打ってるだけじゃ物足りないという方やパチンコ業界で働きたいという方は、“好き“を仕事にするため、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか?

P-Summa編集部

【取材】2020年に向けてホールはどう変わる!?エンジェルの受動喫煙対策

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2020年4月の「受動喫煙防止法」施行に向けて、パチンコホールはどう変わっていくのでしょうか?
最新鋭の「喫煙ルーム」を開発しているコマニー株式会社への取材以来、パチンコホールの受動喫煙対策に興味津々のP-Summa編集部員です。
 
前回のホール取材では、1991年から禁煙対策に乗り出していたピーアークを訪れ、禁煙化のポジティブ要素と喫煙ルームの重要性を学んできました。
 
そして今回は、禁煙ではなく「完全分煙」を実現したエンジェルグループを取材してまいります! 店内に禁煙フロアと喫煙フロアを設けるメリットとは? エンジェル本店 店長の松田さんにお話を伺います。

2001年 完全分煙ホール「エンジェルV店」誕生!

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エンジェルグループの受動喫煙対策は、2001年に誕生した「エンジェルV店」から始まったと言います。当時としては大変めずらしい完全分煙ホールとして産声を上げた同店は、1階のパチンコフロアは禁煙で、2階(パチンコフロア)と3階(スロットフロア)はタバコが吸えるという環境。
オープン当初の禁煙フロアの稼働率は、喫煙フロアと比べて決して高いとは言えない状況だったそうですが、非喫煙ユーザー、特に女性のお客さんから好評を得たそうです。さらには喫煙ユーザーからも、「タバコの煙が無くて快適」「臭いがつかなくて良い」といった声を頂いたのだとか!

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2004年には「エンジェル本店」のリニューアル工事を行い、こちらも完全分煙店舗として再出発。全4フロアのうち、1階のパチンコフロアを禁煙化しました。
これらの分煙店舗が誕生したきっかけは、他店との差別化を目指したオーナー様の意向だったとのこと。

オープン時には稼働が今ひとつだった禁煙フロアも、実際に来店されたお客さんからの評判やネットの口コミにより、好調に推移。遠方からの来店も増え、2006年頃には喫煙フロアの稼働率を上回ったそうです!

そのことについて松田さんは「エンジェルV店、エンジェル本店ともに、女性のお客様が1人でも気軽に来店出来るような、パチンコホールらしからぬ外観になっています。高級ブティックを思わせるショーウィンドウに、ホテル風のエントランスといったホール環境と完全分煙がマッチした結果、多くのお客様からご支持を頂けました」と語ります。

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たしかにオシャレ感漂う外観ですね、店頭に飾られたエンジェル像も良い味出しています……!

その後、パチンコフロア禁煙化の評判に後押しされるかたちで、2013年頃にはスロットフロアの禁煙化も実施。こちらも今では、喫煙スロットフロアと変わらない稼働を見せていると言います。
私のマイホを見る限り、パチよりスロのほうが喫煙率高めな印象ですが、禁煙を求めているスロッターも少なくないってことなんですね!

パチンコホール分煙化のコツとは?

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ここまで話を聞いて疑問に思ったことが……。エンジェルの店舗は完全禁煙ホールと違って、フロアごとに禁煙・喫煙と別れているので、たとえば間違えて、禁煙フロアでタバコを吸ってしまったお客さんもいるのではないでしょうか?

「たしかに分煙が浸透するまでの3~4年間は、禁煙フロアでタバコを吸われるお客様もいらっしゃいました。ですがその場合、遠目からでもスタッフがすぐ煙に気づきますし、他のお客様からご指摘されることも多かったです。現状、当店には喫煙ルームを設置していないので、タバコを吸われるお客様には別フロアでの喫煙を勧めておりますが、特に大きなトラブルは無かったですね」と答える松田さん。

続けて、「オープン当時から分煙を周知させるため、禁煙・喫煙のポップを店内のいたるところに設置したり、フロアの灰皿をすべて撤去したりといった対応を致しました。これらの対応をお客様にご理解頂いた結果、今では間違えてタバコを吸われるケースは、ほぼ無くなりました」とのこと。

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店内を見てみると、ポップだけでなく、インフォメーションディスプレイにまで禁煙と表示される徹底ぶり。でも、ここで新たな疑問が……。禁煙と喫煙でフロアが完全に分かれているのであれば、設置機種などはどのように振り分けているのでしょう?

「最初のうちは、禁煙フロアに甘デジや海物語シリーズを多く設置するなど、試行錯誤しておりました。しかし、お客様から『この機種は禁煙フロアには無いの?』などのご意見を頂くことが多かったので、今では禁煙フロアと喫煙フロアとで、設置機種などは出来る限り平等に振り分けるようにしております。特に人気機種に関しては、その点を強く意識していますね。現在の傾向として、多少ではありますが、禁煙にはマイルドなスペック、喫煙には荒波スペックを多めに設置することがあります。」

なるほど! (あくまで私個人の感想ですが)たしかに荒波スペックを打つユーザーは、喫煙者が多いような気がします。かくいう私も、荒波のほうがタバコを吸う本数が増えますしね……。

電子タバコ喫煙可能フロアも検討中!? 進化を続けるエンジェルの分煙対策

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このように「受動喫煙防止法」施行に先駆けて、分煙対策を行ってきたエンジェルグループ。では、2020年に向けてどのような施策をとっていくのでしょうか?
禁煙フロアはそのままで問題無いとしても、喫煙フロアでは遊技しながらの紙タバコはNGとなってしまいますので、なにかしらの対策は必要なはず。
現在の厚生労働省の方針では、受動喫煙を防げないと考えられる吹き抜け構造だと、遊技中の電子タバコ(加熱式タバコ)も禁止となってしまいますし……。
なんてことを思っていたら、松田さんの口から驚くべき発言が!?

「エンジェルグループの店舗は建設段階から、完全分煙を意識した構造となっております。店内を見て頂ければ分かる通り、建物内に吹き抜けの階段は無く、階層の移動は遊技フロアの外にある階段かエレベーターをご利用頂くかたちです。」

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なんと! まさか15年以上前から、エンジェルはこの規制を見抜いていた……!?
実際、階段は遊技フロア外のロビーのような場所に設置されており、当然のことながらタバコの煙や臭いはありません。
ということは……エンジェルの喫煙フロアでは2020年4月以降も、遊技しながらの電子タバコはOK、ということでしょうか?

「現状、エンジェルV店の喫煙フロアは2階と3階なので、そこを電子タバコ喫煙可とし、紙タバコを愛好されているお客様に向けて、新たに喫煙ルームも設ける方針です。エンジェル本店は、喫煙フロアが2階と4階という構造のため、電子タバコに関してはまだ不明瞭な部分もありますが、どちらにしろ喫煙ルームは設置する予定です。」

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紙タバコと電子タバコの二刀流となった私としては、願ってもない環境です! 遊技中は電子タバコを吸って、がっつり気分転換したい時は、喫煙ルームに行く……理想的と言っても過言ではありません!? 最新の喫煙ルームがあれば、嫌な臭いもつかないですしね!

最後に松田さんは、受動喫煙防止法施行について、「ネガティブなイメージを持たれているユーザー様も多いと思いますが、私は業界全体が盛り上がるチャンスだと感じております。外国の方を含め、新しいユーザー様を呼び込み、遊技機本来の面白さを伝えることが出来れば、この業界も活性化されるのではないでしょうか」と語られました。

 

15年以上前から完全分煙を実現し、「禁煙フロア」のブランディングにも成功したエンジェルグループ。一歩進んだ分煙対策を武器に、2020年以降も全ユーザーにとって快適な遊技空間を提供してくれることでしょう!

P-Summa編集部

【取材】2020年に向けてホールはどう変わる!?ピーアークの受動喫煙対策

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半年ほど前から、紙タバコと電子タバコの二刀流となったP-Summa編集部員です。愛煙家の方はご存知の通り、健康増進法の一部を改正する「受動喫煙防止法」が成立し、2020年4月から施行予定、パチンコホール内は原則禁煙となります。
それを聞いた時、喫煙者の編集部員は、正直ネガティブな感想を抱いたものですが、最新鋭の「喫煙ルーム」を開発しているコマニー株式会社への取材を通じて、考えを一新。健康的にパチンコを打てるなら、それはそれでアリじゃん! と前向きに受け止めることができました。

では、全国のパチンコホールは来るべき2020年に向けて、どう変わろうとしているのでしょうか? タバコを吸われる方もそうでない方も、各ホールが完全禁煙となるのか、喫煙ルームを設置するのか、はたまた条件付きで電子タバコOKとするのか、気になる方も多いはず!

ということで今回、1991年からホールでの受動喫煙対策に取り組んでいるという「ピーアーク」を取材させて頂きました! 業界でもいち早く分煙・禁煙化に着手した同社は、ホール禁煙化について、どんな考えを持っているのでしょう? コミュニケーション戦略部の奥谷さん、飯澤さん、中川さんにお話を伺います。

ピーアーク パチンコホール分煙・禁煙化の歴史

ピーアークの分煙化への取り組みは1991年に始まったと言います。まだCR機が出回っていない時期、「分煙」という考え方もほとんどなかった頃に全面禁煙ホール「ピーアーク谷中」をオープン。
休日には遠方からの来店も多く、賑わいを見せたそうですが、平日の稼働が伸びず、残念ながら数年で断念してしまったそうです。
1991年といえば、JR駅のホームでもタバコを吸えた時代ですからね……時代を先取りしすぎたということでしょうか。

しかし、2003年には受動喫煙防止を義務づけた「健康増進法」が施行され、世間的にもタバコの副流煙による健康被害に関心が集まってきます。ピーアークのお客さんからも、『パチンコは好きだけどタバコは嫌い』『服に嫌な臭いが付く』『タバコは吸うけど他の人の煙は嫌だ』などの意見が年間100件以上寄せられたそうです。
それらを受けて、すべてのお客さんが快適に楽しんで頂けるような店内環境を目指す「パチケット宣言」を2006年に開始。まずは遊技フロアの10%を禁煙にする取り組みから始めたとのこと。

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さらに2007年、「ピーアーク銀座」を25日間かけて全席禁煙ホールにリニューアル。ノンユーザー・スリープユーザーを対象にした“パチンコをやらない理由”アンケートで、常に上位を占める「タバコの煙」「うるさい」「遊び方が分からない」に対して改善策を打ち出したホールとして、業界の注目を集めたそうな。
ピーアーク銀座の反響を受けて、その後も「ピーアーク ピーくんプラザ」「ピーアークAile」といった禁煙ホールも展開していったそうです。

ユーザーからの反響は?

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というように、かなり早い段階からパチンコホールの分煙・禁煙化を進めていたピーアーク。特にピーアーク銀座は、全席喫煙可から全席禁煙となったわけですから、喫煙ユーザーからの反発も多かったのではないでしょうか? タバコを吸わないお客さんが増えたとしても、下手したら全体の稼働率は下がってしまうような……。

ところが、禁煙化したあとも稼働率は変わらなかったと言います。さらに女性のお客さんは飛躍的に増加し、女性比率が50%を占めたのだとか。う~ん、なんか色んな意味で良い匂いのホールになったんですね……!

それについて奥谷さんは、『おそらく離れてしまわれたお客様もいたかと思いますが、禁煙ホールを求めて他県から通って頂けるお客様も増えました。環境面での負の要素を払拭したからこそ、成し得た増客であると感じております。また、店外に喫煙ルームを設置したことで、変わらず通い続けて頂けるお客様も大勢います。全体的な稼働率に変化はなくとも、お客様一人ひとりの満足度は上げられたのではないでしょうか』との回答。

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また、同社では喫煙可能店舗にも喫煙ルームを設置するといった取り組みを「ピーくんガーデン」「ピーアーク北綾瀬」「スタジオピーアーク」「ピーくんステージ」の4店舗でしており、そこでは遊技フロアでタバコを吸えるにも関わらず、喫煙ルームまで足を運ぶ方が多くいるのだとか。

ユーザーからは、『喫煙ルームならまわりに気兼ねなくタバコを吸える』『きれいな環境で遊技できるのは、やっぱり良い』といったポジティブな意見を多く頂いたそうです。
もちろん最初の頃は、『いちいち喫煙ルームまで行くのは面倒くさい』という意見もあったそうですが、『慣れれば良い気分転換になる』という声が次第に増えていったとのこと。

喫煙者にとっては、『遊技中にタバコを吸えなくなるのは嫌だ! 』と受動喫煙防止法をネガティブに捉えてしまいがちですが、先人たちが言うようにタバコを吸う側にとってもメリットが大きいのであれば、あまり身構える必要はないのかも知れませんね! そして、非喫煙者の皆様はより快適な遊技ができることでしょう。喫煙者側の見方ばかりして、本当にすいません。もう遊技フロアでは吸いませんので……。

2020年に向けて重要さを増す「喫煙ルーム」

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上述の通り、ピーアーク銀座は喫煙ルームを設置することで、全席禁煙ホールになった後も変わらない稼働を見せました。さらに同社では、2018年に受動喫煙防止法を意識した禁煙ホール「ピーアークAile」をオープン。
店内に3名ほどが利用できる喫煙ルームを3ヶ所設置し、タバコを吸う方にも吸わない方にも快適なホール環境を実現。また、「ピーアーク スタジオ3」では、喫煙ルームを男性用と女性用に分けるといった取り組みも始めたそうです。

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それについて飯澤さんは、『お客様からのご意見で男女別の喫煙ルームをつくったわけではなく、お客様一人ひとりが、よりリラックスできる環境でタバコを楽しんで頂きたいという想いで、このようなかたちとなりました。男女別ルームとは別に共用の喫煙スペースも設けているので、お好きな環境を選んで楽しんで頂きたいですね』との回答。

続けて、『2020年に向けて、全国のホールは完全禁煙にするか、全席禁煙で喫煙ルームを設置するか、条件的に可能であれば電子タバコを可とするか、対応が迫られています。弊社では、これまでの受動喫煙に対する知見と各店舗の状況、客層を考慮し、一律で同じ対応をすることなく、店舗ごとにお客様が求めるかたちでの営業をする所存です。各々の対応をいつ実施するかは慎重に検討中ですが、喫煙ルームの設置などは早めの対応が必要なため、すでに準備を進めております』と語ります。

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確かに、2020年になってから慌てて喫煙ルームを設置しようとしても、4月に間に合わない可能性がありますからね。吸う側から見れば、紙タバコも吸えるホールに通いたいという気持ちは強いです。他の大手チェーンなども、店舗によって喫煙・禁煙環境が変わってきそうですね。

最後に中川さんは、『分煙・禁煙対策との向き合い方は簡単ではないですが、実は私たち業界側がネガティブ要素だと思い込んでいるだけで、チャンスになり得る要素もたくさん含んでいるはずです。今後、各ホールがどう向き合っていくかが、業界全体を盛り上げる意味でも重要だと思っています』と語られました。

 

受動喫煙防止法施行が迫るなか、いち早く分煙・禁煙対策に乗り出していたピーアーク。吸う方にも吸わない方にも快適な空間を、という同社の理念を体現したホールが次々と生まれていくのを見ると、2020年を迎えるのが楽しみでもあります。このようなホールが増えれば、業界全体のイメージアップにも繋がるかも知れませんね!

P-Summa編集部

【取材】激熱ハズレは減っていく!? 遊技機液晶ソフト会社で開発秘話を聞いてみた

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近年のパチンコ・パチスロの液晶演出って本当に凄いですよね! ド派手な予告、スリリングなリーチから大当たりを射止めた瞬間は最高に気持ちいいものです。映像自体も進化していて、光や炎のエフェクト一つとっても、一昔前とは比べ物にならない豪華さ。その分、激熱ハズシをくらった時のショックもなかなかのものなんですが……。
ここで、いくつかの疑問。年々進化を続ける液晶演出は、一体どんな風に作られているのでしょうか? 演出のトレンドとは? そして、映像が派手になればなるほど、激熱ハズレは増えそうだけど、そこんところどうなの?

これらの疑問を解決すべく、P-Summa編集部は遊技機液晶ソフトの企画・開発を手掛けている株式会社ディレクションシーズに取材を申し込んでみました!
同社アートディレクターの中西さんにお話を伺います!

遊技機液晶ソフトの企画・開発とは?

――本日はよろしくお願いします。早速ですが、遊技機液晶ソフトの企画・開発とはどのようなお仕事ですか?

最初にメーカー様から遊技機の企画概要や演出の大まかな指示を頂き、こちらで演出の見せ方・構成などを練って絵コンテを提出し、すり合わせを行います。次に、個々の演出や一連の流れなどをまとめた「ビデオコンテ」を提出。コンテにOKが出たら、2D素材や3DCGアニメーションを作り、「コンポジット」という作業で各素材を組み合わせて、完成品として納品します。要するに映像演出に関わる全てです。

――映像演出って、遊技機メーカーが全部作っているわけではないんですね。ちなみに、絵コンテとはどのようなものですか?

最初に作成する絵コンテは、このようなものです。

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この絵コンテのカット1で言うと、「流線をまとった光線が画面手前からIN」「色:暖色 オレンジ系」「形:オーラ光線 有機的」「速度:INを速く 画面奥でタメる」とあります。これを映像で表現するために、各素材を組み合わせていくわけですね。

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映像を作り込む前に、まずは簡易的な素材でテンポと尺を調整します。その後は、可能なかぎりエフェクトを盛って、より派手な映像を作っていきます。

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――絵コンテのとおり、オレンジ系のオーラ光線っぽくなりましたね!

でも、これで完成ではありません。さらにメリハリが出るよう、盛ったものがこちらです。

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――ひと目で、アツくなりそう! ってのが分かります! アツいと言えば、雑誌や攻略サイトを見ると演出の「信頼度」が載っていますが、メーカーからの注文書にも信頼度が書かれているんですか?

いえ、信頼度をパーセンテージで指示されることはほとんどないです。演出の強弱とか分岐、色の強さといった指針は提示されますが、最終的に演出バランスの振り分けを行うのはメーカー様なので。
パチンコではとにかく「色」が重要です。メーカー様からのリテイクは色に関するものが多いですね。たとえば、良かれと思って赤にオレンジや紫を混ぜてみると、「赤に見えない」とNGが出てしまうんです。あとは、「金のきらめきが足りない」とか(笑)。

――金の表現にも機種によって差があるのは、そんな理由なんですね(笑)。ほかに映像を作るうえで、気を付けていることはありますか?

役物演出時の映像ですね。機種ごとに形状や動くスピードも様々なので、役物をより目立たせるため、それに合わせたエフェクトを付けています。

3DCGアニメーションの進化

――そもそも遊技機液晶ソフトの開発を始めたきっかけは何ですか?

弊社は今年で創業15周年になりますが、もともとはゲーム制作会社にいた4人で設立しました。代表の釜が大学時代にパチンコを愛好していて、自分たちの好きなものを作る会社にしたいという思いから、遊技機の液晶ソフトを作ろうと決めました。当時、パチンコの液晶は画面も小さく演出クオリティーもあまり高くありませんでしたが、ゲームの映像は大変な勢いで進化していたので、近いうちにパチンコもゲームに追いつくだろうと予想していました。

――ゲーム会社出身だから映像開発のノウハウがあったんですね。

はい。でも、遊技機メーカー様との繋がりができるまで大変でした。プロトタイプの映像を作って、1社ずつ電話をかけて営業していたんです。そんな中、名古屋のとあるメーカー様がプロトタイプの3DCGアニメーションに興味を持ってくれました。当時はまだ遊技機の3DCGアニメーションが珍しかったんですね。それで、トライアルから始まって実績を積み、だんだんと案件や社員が増えていって今に至ります。

――3DCGアニメーションを作る上での苦労はどんなことですか?

アニメ版権の場合、原作のキャラクターを崩さないことです。正面から見れば似ていても横から見ると不自然になったりしますからね。弊社では立ち上げ当初から、あえて手描きやセルアニメのテイストのまま3DCG化する「セルシェーディング」という技術を活用しています。
実写版権の場合はリアルさを出すことですね。実写素材の俳優さんを3DCGの背景に自然に立たせるのはなかなか大変です。
ただ、一時期は3DCGのロングリーチが流行っていましたが、最近は少し減ってきましたね。

――その理由とは?

やはり予算と時間がかかるからです。素材一つ作るのも、それを動かすのも、膨大な時間がかかるんです。昔は全てのパーツ、演出を3DCGにする風潮がありましたが、最近は使う場所を選ぶようになりました。

――ある意味メリハリがついた、と言えますね!

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ただ、映像の中でも「数字」(図柄)と「保留」は最重要部分なので、今でもほぼ必ず3DCGで作っています。

パチンコ・パチスロ演出へのこだわり

――では、演出を作る上でのこだわりは何ですか?

ユーザー様は何気なく演出を眺めていると思いますが、我々は「視認性」に相当こだわっています。パチンコの演出はとにかくテンポが速いので、色の変化やキャラクターの動きがスッと目に入ってくるよう、細かい調整が必要なんです。どんなに迫力があっても、見づらい場合はリテイクを繰り返しますね。

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あとは「間」とか「緩急」です。どんなに派手な映像も、ただ流すだけではダメで、適度な間が必要なんです。特にユーザー様にとって一番大事な「当落が決定するまでの間」は何度も調整しています。

――パチンコ演出と言えば、通常時と右打ち中で変わりますが、その点はどのように意識されていますか?

右打ち中は通常時以上にスピード感を重視しています。最近は規制の影響で、出玉スピードが速くなりすぎないよう、演出に時間をかける傾向がありますけど、リーチがかかる時もできるだけ冗長にならないよう心がけています。例えば、タイトル演出なら一気に出すのでなく文字を一つずつ出すなど、常に「展開」を入れるといった具合ですね。

――パチンコとパチスロでは、演出の作り方にどんな違いがありますか?

一番違うのは「尺」(時間)の使い方です。パチンコは一定の尺が使えるので、テンションの波や緩急を計算して盛り上げていきます。一方、パチスロは次ゲームの開始でスキップされてしまうことが多いので、とにかく早く結果を見せるということを意識しています。

――それらの作業の中で、どのようなやり甲斐を感じますか?

スタッフによりますね。デザイナーは2D素材が3DCGアニメーションとして動いた時、コンポジッターは疑似連演出やステップアップ演出がカチッとハマった時……でしょうか。全スタッフ共通なのは、新台がお店に並んで稼働した時ですね。

――ちなみに、映像の世界ではパチンコの液晶が最先端と聞きましたが、本当ですか?

派手さや熱量という意味では間違いなく最先端でしょうね。弊社ではゲームの映像も手掛けているんですが、パチンコで生まれたCG素材の作り方はゲームでも活用しています。

――それと、噂では企画のスタートから台の発売まで2年ほどかかると聞きましたが……。

大体そのぐらいかかります。なので、2年後のトレンドを予想して演出を作るんですが、これがなかなか難しい。2年あれば映像技術も進化しますしね。

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――開発環境も常に進化を続けているんですね。

ソフトやマシンは常に最新のものを揃えています。それと、開発環境へのこだわりとして、マニュアル化できそうな作業は逐一マニュアル化していますね。プロジェクトを進めつつマニュアルを作るのは結構大変なんですが、新入社員や他業界の方が入ってきた時、実務研修の説明に使用したり、作成のヒントやお手本になったりとすぐ戦力になってもらえるという大きなメリットがあります。弊社では新しい仲間を随時募集しておりますので、液晶ソフト開発に興味のある方は、お気軽にご連絡頂ければと思います。

液晶演出の過去と未来

――最後に、液晶演出のトレンドの変遷について、教えてください。

最初はシンプルなリーチだけだったのが、ロングリーチやキャラアクションが付き、スーパーリーチが登場して、疑似連が付いて……と、昔に比べて今のリーチ構成は本当に多種多様になりましたね。それと5年くらい前から、映像は平面から立体へと進化してきました。平面と立体の画像を見比べてみてください。

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――平面の画像も綺麗に見えますが、やはり立体のほうがずっとインパクトがありますね!

こちらの画像も平面と立体の違いがよく分かると思います。

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現在はメインのエフェクトに対して、奥と手前にパーツを配置して奥行きを出すのが主流です。熱い演出などでインパクトを出すには、遊技者に向けて飛ばすエフェクトが重要になります。逆にアツくない時は、平面のエフェクトを使うこともありますね。

――エフェクトの使い方もずいぶん工夫されているんですね! あと、遊技をしてて気になったのは、最近の「炎」って、カッコよすぎじゃないですか?

炎も、技術の進化とともにどんどん派手になってきましたね。炎や雷、オーラなどのエフェクトは多くの機種で使用されるので、弊社にもかなりのノウハウがあります。

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過去と現在の炎を比べると、より立体的になって、光量や形状も派手さを増してきました。ただ、演出が豪華で多彩になった結果、派手な演出が複合しないとなかなか当たらなかったり、熱さがわかりにくかったりという問題点もあります。

――激熱ハズレは我々ユーザーの間でもよく話題になりますが(笑)。開発側も気にされていたんですね。

ここ2年ぐらいは、特にメーカー様から事前に確認頂くようになりました。とにかく派手でカッコいい映像を作ればOKという時代も確かにありましたが、最近は変わってきましたね。メーカー様から「この演出はそれほど強くないので熱量を落としてください」とリテイクを貰うこともあります。少なくとも弊社では、バランスを意識したものを作っているので、今後はとんでもない激熱ハズレは減っていくはずです。

――ちなみに、5月の型式試験申請から「演出表示器に使用するデータ用ロムの記憶容量」についての規制が撤廃されましたが、これによってどんなことが可能になりますか?

画質は確実に向上しますね。今まではどんなに綺麗に作っても圧縮しないと入りませんでしたが、今後は容量が増えて、実制作物に近い出力が可能になるでしょう。大きな画像も使えるようになるので、今以上に綺麗で迫力ある映像をお見せできるようになると思います。

――では近い将来、パチンコの液晶演出はどうなっていくのでしょうか?

これ以上どうやって盛り上げようか……というのは結構悩みどころです。綺麗で派手なのは今や当たり前になってきたので、新しい発想をどれだけ生み出せるかが重要ですね。メーカー様からも「今までと違った表現の炎はないですか?」とか聞かれたりするので、ネタ探しのため、いろいろな分野の映像を見て研究しています。

――今後どんな発想が出てくるか楽しみにしています! 本日はありがとうございました!!

 

派手さや熱量では映像界を牽引するレベルのパチンコ液晶演出ですが、迫力一辺倒ではなく、視認性や緩急、バランスを考えて作っているということがよく分かりました。いつも漠然と眺めている画面も、開発者さんの工夫やこだわりを探してみると、また新鮮な気持ちで楽しめるかもしれませんね!

P-Summa編集部

【取材】全台爆裂機!?埼玉のスロゲーセン「バタフライ」で万枚狙ってみた

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皆様、ゴールデンウィークはどんな風に過ごされたでしょうか。当然のようにホールへ通ったP-Summa編集部員、それはもうコテンパンにやられました(泣)。もちろん勝った日もありましたよ! でも、トータルでいくら負けたのかは、ちょっと言いたくないレベルです……。

これはアレですね、またスロゲーセンで気晴らしがてら高設定の台を打ちたい! ってヤツですね。そして、あわよくば万枚も達成してみたい……! なんて個人的な目的も胸に秘め、ネット検索で発見したスロゲーセン「バタフライ」に取材を申し込んだところ、快くOKしてくださいました。ありがとうございます!

バタフライは埼玉県越谷市、せんげん台駅東口ロータリーより徒歩1分のところにある比較的新興のスロゲーセン。広々とした交差点で一際目立つ存在です。
まずは店長の石川さんに経営にまつわるアレコレを伺ってみましょう!

バタフライ誕生日秘話! 店長さんにインタビュー

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――本日はよろしくお願いします。早速ですが、バタフライを立ち上げたきっかけはなんですか?

私はもともとパチスロの販社にいて、台の販売や整備をやっていました。今から5〜6年前にスロゲーセン新規オープンのちょっとしたブームみたいなものがあって、立ち上げに関わるうちに、自分の店を持ってみたいと思うようになったんです。すでに個人で200台ぐらい台を持っていたこともあって……。

――えっ……? に、200台ですか?

はい(あっさり)。自宅の倉庫で保管していたんです。でも、販社を退職した後、すぐにお店をオープンさせたわけではなく、昔やってた俳優の仕事をもう一度したくて、事務所に入りました。

――そこで一旦、俳優の仕事が入るんですね(笑)。

ええ、しばらくは俳優の道で仕事をし、映画やCMなどに出演しましたが、やはり俳優で食べて行くには厳しく、断念したんです。

――ちなみに、映画やCMって、何に出ていたんですか?

映画ではスクールウォーズやテルマエロマエ2、CMでは洗剤のボールド〜朝青龍編〜とか、他にも多数出演させて頂きました。その後、次にやりたい事は何かと考えたとき、自分の店を持ちたいという夢を思い出し、私の持っているスロットで、スロゲーセンを経営してみようと決意したんです。それからは、1年くらいかけてテナントの場所などを吟味し、越谷市せんげん台でのオープンが決まりました。

――ホールからゲーセンに業態変更するケースも多いですが、石川さんはパチスロが好きでゲーセンを始められたんですね。

そうですね。機械いじりも込みで好きです。

万枚達成は当たり前!?人気のアミューズメント台

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――バタフライは他のスロゲーセンと比べて、アミューズメント仕様の台が多いですよね?

ええ、東京のスロゲーセンは古い機種、懐かしの機種が打てるっていうコンセプトのところが多いでしょう。同じことをしても絶対勝てませんから(笑)。うちは3号機以前の台は置かずに、出玉で差別化を図っているんです。アミューズメント仕様の台が多いのはそういう理由です。

――Twitterでも毎日の出玉ランキングを公開されていますし、出玉重視なんですね。ところで、アミューズメント仕様というのは、具体的にはどういう挙動になるんでしょうか?

うちは主に「設定7」を使っているんですが、通常時はノーマル仕様の「設定6」と変わりません。つまり、ハマる時はハマります。ART機はARTに入った時に特殊なモードに移行する抽選が行われます。ちなみに、「青ドン~花火の極~」という機種は、REGで2000枚ぐらい出たりします(笑)。

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――店内の出玉ランキングでも、「スーパービンゴ」で5万枚弱とか、記録が凄いことになっていますね。

「ゴッド」とか「青ドン」「スーパービンゴ」あたりの設定7は頻繁に数万枚出ています。

――やはり、たくさん出る台が人気ですか?

そうですね。ノーマル仕様だと最近は「まどマギ」が初代・2代目共に人気です。あとは4号機の「猪木」も稼働がついています。

――では、過去から現在までで、最も人気のあった機種はなんですか?

開店当時から置いていて今も使い続けているのは「南国育ち」・「初代コードギアス」・「大花火」・「花火百景」です。稼働がないと撤去してしまうので、この4台は生き残った機種たちと言えますね。

――設置基準はシンプルに稼働率なんですね。

はい。個人的なこだわりは出さず、お客様第一で考えています。新装の機種選定もお客様のリクエストが指標ですので、店内ポップやTwitterでアンケートを取ることもあります。

――では、リクエストが多いのはどんな機種ですか?

最近は「ラブ嬢」とか追加の「南国育ち」、あとはマイスロ対応の機種ですね。ホールではなかなか達成できないミッションをクリアしたいというお客様は多いです。

――ちなみに、6号機のリクエストは来ていますか?

「リゼロ」を中心に、あるにはあるんですが、今のところ価格がとんでもないことになっているのでちょっと手が出せないです(笑)。でもいずれは必要だろうな……と。

YouTubeライブ配信でアミューズメント台を紹介

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――話は変わりますが、この内装……萌えスロにこだわりがあるんでしょうか?

いえ、実はこれ、全部お客様からの寄贈品なんです。「飾ってほしい」と言われて(笑)。オープン直後はちょっと殺風景だったんですが、これのおかげでゲーセンらしい雰囲気になりました。

――それと、Youtubeライブ配信をされていますが、これはどういった狙いで始められたんでしょうか?

お店の宣伝とアミューズメント仕様台の説明を兼ねています。ただ単に設定7と言われても、ご存知ない方は何のことだかわかりませんよね。それに、機種やバージョンによって全然仕様が違うので、それぞれどんな出方をするのか動画でお見せしています。

――ノーマル仕様の配信はされないんでしょうか?

ライブ配信なので、「何も起こらない」という事態が怖くて(笑)。アミューズメント仕様なら強制フラグが使えるので簡単に見せ場が作れるんです。会員様用ポイントサービスの「プレミア・プラチナ遊び放題」でも強制フラグのサービスを行っていますし、新装開店の時にはあらかじめ強制フラグを仕込んだりしています。

――では最後に、個人的に一番打ち込んだ台は何ですか?

店名の由来となった『南国育ち』(4号機)です。設定6がわかりやすかったこともあって、結構勝たせてもらいましたね。

――なるほど。では、ちょうど今空いているので『南国育ち』から打たせていただこうと思います。本日はありがとうございました!

 

というわけで、2000円の「遊び放題」で遊技させていただきます!

『南国育ち』遊技開始!

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ますは、「遊び放題券」でメダルを貰って、『南国育ち』(Butterfly ver.)に着席! この台は店内出玉ランキング上位の常連で、万枚達成率もそうとう高いそうな。フフフ……見える、見えるぞ、リール左の蝶々が美しく光る未来が……!!

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……あれっ?
ちょっと途中の記憶が飛んでしまったんですが、まさかの天井キュイン(汗)。隣のお客様が「めっちゃハマりましたね」と明るく慰めてくれました。こんな交流もゲーセンならでは!

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そしてボーナス中も、蝶々は翔ばず! しかしこれも逆にアリです。最高設定でもこういうことはあるという貴重な経験になりました。今後プライベートで高設定狙いをする時、おは天を食らってもめげずに打ち続けられそうです……。

「コードギアス」に移動!

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気を取り直して『パチスロ コードギアス 反逆のルルーシュ』の設定7に移動! オープン当時からずっと残っている4台のうちの1台。これなら何とかしてくれるはず! いくぜ、万枚!!

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まずは幸先よく、持ち球でサクッとREG等を引きつつ……。

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続くBIG中のCC揃いでART突入!

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が! ARTは単発で終了。

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その後も、浅いところでボナ連を引くなどするものの、肝心のARTが伸びず、モヤモヤする展開が続きます。でも、いいじゃないですか! 簡単過ぎても面白くありません。今は耐える時……!

万枚達成なるか!?

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お、いいものを引かせていただきました。液晶の右下にご注目ください。ザ・1G連!マイスロ搭載機が人気というのも納得です。

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この1G連を契機に、一気に盛り上がってまいりました。初代ギアスの強力フラグ「ガウェイン」! ベルでも高確率でセット数が乗りまくる状態と、設定7の特殊挙動と思しきベル出現率アップが完全に噛み合い、もう何セット乗ったのか、わからなくなりました!

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さらに、ART中のBIGも絡んで……。

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一気に3000枚近く獲得! これで終わりかと思いきや、まだストックがありました!

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(ナビ通りに押しただけで笑顔になってくれるルルーシュさんかわいい)

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液晶右下、ポイントD担当の人は絶対この仕事向いてないだろ! とツッコミを入れつつ……。

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一撃5000枚を突破! 残念ながらここで終了のお時間となりましたが、店内は万枚オーバーの台がゴロゴロあり、大変な賑わいでした。次こそは万枚を達成したい……!

 

ということで、スロゲーセン「バタフライ」に行って参りました! やはり出玉がガッツリ出ると気持ちいいですね! 適度に(?)ハマリも味わったおかげで、カタルシスを感じることができました。低貸しや古いレア台にもそれぞれの魅力がありますが、圧倒的出玉感を味わいたい時は、バタフライに行ってみてはいかがでしょうか。

P-Summa編集部

【取材】遊技機のルーツを探る!パチンコ博物館で過去の名機にふれてみた

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春らしい陽気になってきましたね! パチンコ業界も継続率65%規制と賞球制限の撤廃が行われ、厳しい冬の時代を脱しつつあるのでは……と思います(願望も込めて)。
今年に入ってからスロゲーセンへの取材を重ねて、古いパチスロ機への思い入れが強くなってきたP-Summa編集部員、今度は昔のパチンコ機やその歴史に興味が湧いてきました。
新年号を迎えるまえに、昭和~平成のパチンコについて、知っておきたい……ってことで、ネットで調べてみると、なにやら「パチンコ博物館」なんてアカデミックなものがあるではないですか!
事前に館長の牧野さんに解説をお願いしたところ、快くOK! ありがとうございます!

パチンコ博物館は、埼玉県さいたま市のホール「ガーデン北戸田」の2Fにあります。壁一面にずらりと並んだ貴重なパチンコ機の数々! 牧野さんに解説していただきながら、じっくり見ていきましょう!

戦前~戦後の元祖「パチンコ」

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これがパチンコの原点!? なんと、昭和初期には釘すらなかったようです。黄色か赤に入れば当たり、白はハズレで、どこにも入らなければ打ち直し。縁日とか夏休みの工作という感じですね。

釘が登場したのは、昭和10年頃から。と言っても、決まった穴に入れば当たりというシンプルさは変わりません。賞球は2~4個程度で、バラのタバコやお菓子目当てで打つ人が大半だったそうです。この頃は子供でもパチンコで遊べたんですね。

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そして、戦後の昭和23~24年頃、パチンコ界に大発明が生まれます。名古屋でホールを経営していた正村竹一さんが正村ゲージを考案! それまで単調だった玉の動きが劇的に面白くなりました。正村さんは「みんなで使えばいい」と考え、特許を申請しなかったのだとか。信じがたい寛容さに脱帽です……!

正村ゲージの登場と賞球数アップ(10~20)によって、遊びの質も大きく変化。この頃から18歳未満は遊技禁止になります。

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当時、盤面はブリキやセルロイドの単色。少しでも見た目を賑やかにしようと考えられたのがこちらの「ハッタリ」。役物ではなくただの飾り、本当にハッタリです(笑)。

ちなみに当時のパチンコメーカーは3〜4人程度の小規模なものがほとんど。後の有名メーカーの創業者の多くは、この頃から個人で製作に携わっていたそうです。

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従来は1発ずつ手で玉を入れて打っていたのが、昭和27年頃、連射可能になったことでパチンコは一大ブームに! 全国になんと約45000軒ものパチンコ店ができたのだとか。しかし、慣れれば1分間で150〜160発も打ち出せる仕様だったため、投資スピードが速く、生活に支障をきたす人が続出して社会問題化。昭和30年までに連発式は順次規制がかかり、全国のパチンコ店は一気に8000軒程度にまで減ったそうです。こんなに浮き沈みの激しい業界って他にあるでしょうか……。

役物やチューリップが誕生!

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昭和32年頃には、初めてセンター役物が登場。『ジンミット』という機種などが人気を博しました。さらに昭和35年頃にチューリップが登場。これらは台のメーカーではなく、部品メーカーの発明だったのだとか。

昭和44年には、1分間100発を上限として連発式の規制が解除されましたが、当時の技術で正確に100発以内に収めるのは至難の業。そんな中、京楽はパルス発生器の制御によって、正確な分速100発を可能にしたそうです。そのうちの一つが、『100ダッシュ太陽号』、時代を感じさせるネーミングですね。

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最初は中央下部に一つだけだったチューリップはだんだんと数が増え、連動も多彩に。昭和46年に西陣がリリースした『パワーローリング』という機種は、センターに入賞するとすべてのチューリップが一斉に開くという派手さで一世を風靡したそうです。

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今では当たり前となった電動ハンドルは昭和48年頃に登場。ところが、当初は総スカンを食らったのだとか。手打ちに慣れていた多くの人は「こんなものはパチンコじゃない」と感じたんですね。しかし、昭和52年頃にはすっかり普及し、昭和58年には手打ち式は、製作中止になったとのこと。

2015年に手打ち式を復活させたA-gonを取材した際、「ユーザーには疲れると言われてしまった」というお話を伺いましたが、実際疲れますからね……。より楽なほうへ流れていくのは人間の性なのでしょうか。でも、手打ち式には手打ち式の良さがあると思います!

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昭和52年には、ついに液晶搭載マシンが登場!?
と、思いきや、これは演出用の液晶ではなく、ただのテレビ! 録画が普及していなかった当時、相撲や野球など人気番組の時間になるとホールからお客さんが帰ってしまう為、ホールで見られるようにしようと考案されたのがこのテレビ付きパチンコなのだとか。
昔ながらの無茶っぷり、嫌いじゃないです(笑)。しかし、お客さんからは「パチンコに集中できない」と不評。わずか数ヶ月で廃れてしまったそうです。

フィーバー機・羽根物・権利物の登場!

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フィーバー機(セブン機)は昭和55年に認可され、翌年には記念すべき第1号『フィーバー』がSANKYOによって開発されました。
ちなみにこの施設、機種の展示だけでなく、巨大な年表パネルも設置されており、パチンコの歴史が事細かく記載されています!

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このパネルを全部見れば、パチンコ博士になれるんじゃ……!?ってくらいの情報量です。各時代を彩る歴史的な名機は、写真付きで解説されているのも面白いポイント!

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機種展示に戻って、昭和56年、平和が『ゼロタイガー』をリリース。羽根物の登場です。下の入賞口に玉が入るとゼロ戦の翼が開き、中央のVに入ると連続で解放。この機種は全国で40~50万台も導入され、牧野さんも相当打ち込んだのだとか。
羽根物の「羽根」は、もともと飛行機の羽根(翼)という意味で、当時は「ヒコーキ」とも呼ばれていたとのこと。羽根物という名称のルーツは、ここにあったんですね!

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一方こちらは京楽の羽根物『スーパーワンダー』。羽根の解放時間が『ゼロタイガー』より短い代わりに、V入賞率が高く、連続解放に期待できる仕様です。

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京楽が昭和57年にリリースした権利物『コスモアルファ』。センター役物内でV入賞(権利獲得)すると、役物下部の始動口が解放。ここに入賞すると左右のチューリップが6秒間開いて、落ちてきた玉を拾ってくれます。

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こちらは昭和57年の『ニューフィーバー』。ドラムとセグがすべて7で揃うとアタッカーが30秒間解放されます。当時のアタッカーは今と違って入賞個数の制限がなかったため、わずか5分で4000発ぐらい出ることもあったのだとか。また、目押し可能なせいで、攻略されてしまった機種も多数あったとのこと。いろいろと凄い時代です。
フィーバー機は登場時、急速に人気を得ましたが、入賞個数制限なしのアタッカーによる強力な出玉性能は規制され、ホールにおける設置比率は3割未満という自主規制も設けられたそうです。今で言う、高射幸性パチスロ機の設置比率みたいなもんでしょうか。

昭和60年からは保通協の型式検査が実施されるようになり、、新台の検定が全国一律になりました。それまでは基準が都道府県ごとにバラバラで、同一の機種でも地域によってスペックが違ったそうです。現在も取材・来店イベント規制の厳しさに地域差がありますが、当時は今以上のカオスだったんですね……!

最近のホールではスマホを見ながら打っている人を見かけますが、当時は「盤面以外のものを見ている場合じゃなかった」と牧野さんは語ります。かつてテレビ付きパチンコが普及しなかったという事実にもあらわれていますが、昔のお客さんは玉の動きを真剣に目で追っていたんですね。

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平和が昭和61年にリリースした『ビッグシューター』は貯留型羽根物の元祖。通常時は回転するローターを突破しないとV入賞しませんが、大当たり中はローターが正面で静止し、役物内に貯留した玉によって後から来た玉がV入賞しやすくなるそうです。

パチンコはデジタルの時代へ

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やがて、出玉を増やす画期的な発明が生まれます。

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それがこのおまけ付き! アタッカーの蓋が横に開くことで、左右下にある入賞口に玉が入りやすくなるという仕組みです。アタッカー+入賞口分の出玉で、1回あたりの大当たり性能が格段に上がったのだとか。フィーバー機で初めて採用されたのは昭和62年、平和の『レーザースペーシー』ですが、実は先に豊丸が羽根物で発明したものだそうです。※画像は『レーザースペーシー7』。

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昭和62年、マルホンが『スリープパート3』で初めてリーチアクションを搭載。リーチがかかると中央の回転がゆっくりになるだけというシンプルなものですが、当時としては画期的だったのだとか。

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昭和63年、大一商会の『ニュービッグセブンPart4』はドットマトリックスによる図柄表示を採用。パチスロのように上から図柄が降ってくる演出はこの機種が初で、当選時に「ヤッタネ!大当たり」という文字が流れるのも大いにウケたそうです。

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そして、時代はいよいよ平成へ! 西陣の『ファンキーセブン』は初めてワープルート(ステージ)を搭載。さらに……。

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SANKYOの『フィーバーレクサスⅤ』は史上初のステッピングモーターを採用。ドラム式セブン機のリーチアクションはこの時誕生しました。

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平成2年、京楽の『ニュートランプカード2』で初のロングリーチが登場。その信頼度は正真正銘の激アツだったのだとか! 後のスーパーリーチの元祖と言えます。

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平成3年には平和の『麻雀物語』が初のフルカラー液晶を採用! 昭和の終わりから平成にかけて、現在のパチンコに繋がる技術の原型が次々登場していたんですね。

なお、出玉を増やす「おまけ付き」は平成2年に禁止されましたが、その代わりに大当たりのラウンド数が規制緩和。1回の大当たりでMAX2400発獲得できる仕様は、この時できたそうです。

そしてCR機へ…

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平成4年、プリペイドカードと遊技機を一体化したCR機が登場。ところが、導入コストが高くつくということで、当初はホールから歓迎されなかったそうです。そこで、行政はCR機を普及させるため、「確率変動2回ループ」と「3段階の設定搭載」をCR機限定で容認したのだとか。ややゴリ押しの感は否めませんが、この後既存のパチンコは順次撤去され、CR機が台頭していきます。

平成5年に西陣がリリースした『CR花満開』は3段階の設定付き。確変に入りにくい代わりに、一度入ると継続率が高い爆裂スペックだそうです。

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平成6年、平和が『CR黄門ちゃま2』をリリース。特定図柄で大当たりすると確変となり、2回の大当たりでまた特定図柄を引き当てればそこから再び2回ループ。しかも、確変中は現在でいうところの電サポのように、ミニアタッカーの開閉によって玉が減りにくくなる仕様。圧倒的な爆発力で絶大な人気を誇ったといいます。

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平成7年、三洋物産が『CRギンギラパラダイス』をリリース。パチンコ史上初、図柄が横に回転するマシンで、言わずと知れた「海物語」の元祖です。ここでマリンちゃんも登場するわけですが、盤面が今の海と違ってシブい……!

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平成10年、平和の『ルパン三世K』が大ヒット。アニメや芸能人とのタイアップはこの頃から始まったそうです。ここまで来ると今のパチンコとあまり変わらない感じがしますね。

と、ここまで遊技機の歴史を振り返ってまいりましたが、この取材の締めくくりとして、牧野さんにパチンコ博物館誕生の経緯とパチンコ業界の今後について、伺いました。

パチンコ博物館誕生秘話

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牧野さんは元々パチンコ機のコレクターで、平成10年にパチンコの歴史を書いた「特選パチンコ絶版名樹大図鑑」を自費出版されたそうです。パチンコの正しい歴史を書いた文献が当時存在しなかったのだとか。

この本が全日遊連の広報誌、さらに読売新聞で紹介されたことで、「パーラーWAKO」の目にとまります。牧野さんのコレクションは平成11年にオープンした「パーラーWAKO鹿嶋店」の展示コーナーに使用され、さらに翌年には「パーラーWAKOガーデン上永谷店」及び、「パーラーWAKOガーデン八千代店」にも展示されました。

平成16年には、台東区東上野にワンフロア約150台所蔵の「パチンコ博物館」を開設。全国初の本格的パチンコ歴史資料公開施設として注目を集めました。平成23年、東日本大震災の影響もあっていったん閉鎖を余儀なくされたものの、翌年に千葉県旭市で復活。そして、平成28年にオープンしたのが、本日見学させていただいた新館です。

この新館から運営がガーデングループとなり、遊技機の歴史やパチンコ本来の面白さをより多くの人に伝えるため、精力的な活動を続けています。定期的に更新される公式インスタグラムもその活動の一環で、ときにはインスタ映え!?するような画像がアップされることも!

 

最後に、牧野さんは今後のパチンコについて、「ゲーム性が広がってほしい」とおっしゃっていました。

改めてパチンコの歴史を振り返ってみると、手打ち式からハンドル式になり、羽根物・権利物からデジパチになり、連チャンの抽選がアナログからデジタルになり……と、誰が打ってもほとんど同じ結果になるような流れになっていますよね。「不平等な機械があってもいい」とは牧野さんの言葉。確かに、まっとうな技術介入は遊技の前提となっている事柄ですから、打ち手の技量で差がつく機種はもっとあっても良さそうなものです。

 

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ちなみに、館内には昭和のレトロパチンコと、少し前のCR機が試打できるコーナーもございます! 「パチンコ博物館」の営業時間は、10:00~18:00(定休日:不定期)で誰でも無料で入場可。

場所は「ガーデン北戸田」の2Fなので、埼玉県にお越しの際には、立ち寄ってみてはいかがでしょうか? パチンコの歴史にふれることで、新たな発見があるかもしれません。

P-Summa編集部

※一部掲載画像は「パチンコ博物館所蔵」のため、転載は禁止となります。

【取材】上野のスロゲーセン「DEN DO~殿堂」でレトロ台打ってみた

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巣鴨の「ライズ」でスロゲーセンの魅力を知り、桜木町の「ノスタルジア」ではミッションビンゴというイベントに挑戦するなど、スロゲーセンでの遊び方にもだんだん慣れてきたP-Summa編集部員です。
複数の店舗を取材させていただくうちに、スロゲーセンはただ古い機種が置いてあるゲームセンターというわけではなく、お店ごとにいろんな個性があるということがわかってきました!

今回はそんなスロゲーセン取材の第3弾! JR上野駅、不忍口を出てすぐのところにある「DEN DO~殿堂」に行ってきます! 実はこのお店、高架下にあるんです。周辺には昼から営業している飲み屋があったり、隣の通りはアメ横だったりと、なかなかディープなエリア。
遊技レポートの前に、まずは店長さんのインタビューからお届けします!

「DEN DO~殿堂」誕生秘話!?店長さんにインタビュー

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――本日はよろしくお願いします! 早速ですが、「DEN DO~殿堂」を立ち上げたきっかけは何ですか?

4号機から5号機への切り替えの際、出玉など色々難しくなるのが見えたので、2008年からゲームセンターに業態変更しました。

――このお店も元々はホールだったんですね。ホールとしてはいつからあるんですか?

1993年頃だと思います。パチスロ専門店になったのは2006年からで、それまではパチンコも置いていました。電車の振動で玉がいい感じに入っていたかもしれません(笑)。

1号機~3号機も設置! レトロ台へのこだわりとは?

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――4号機時代にスロゲーセンに移行したということは、1号機~3号機は置いてなかったってことですよね?

はい。なので、新たに購入しました。レトロ台は40代~50代のお客様に人気があるので、5号機を入れ始めてからも1号機~3号機は使い続けています。

――ちなみに1号機~3号機で特に人気の機種は何ですか?

「アラジン2」ですね。さきほどもお客様が打たれていました。

――では、5号機を入れ始めたのはいつからですか?

6年ぐらい前からです。5号機も初期の台は、もうホールで打てませんからね。

――今後、6号機を入れる予定はありますか?

今はまだ6号機のリクエストはいただいていませんが、今後の人気と値段とリクエスト次第かなと思います。

――6号機だと、「リゼロ」とか人気ありますが、お値段も高いですからね(笑)。店長さんご自身は、いつ頃パチスロを始められたんですか?

4号機からです。私が打ち始めたのは「大花火」からで、AT機が登場してからも、Aタイプをよく打っていましたね。

――ということは、3号機以前は未知の世界ってことですね。

はい。ですから、1号機~3号機については、詳しいお客様からリーチ目や面白さを教えていただきました。

「DEN DO~殿堂」の人気機種をご紹介!

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――今の「DEN DO~殿堂」で人気の機種は何ですか?

5号機だと「凱旋」、「番長3」、「まどマギ2」あたりですね。

――「まどマギ」、初代より2なんですね。ちょっと意外です(笑)。

設定6なら打ちたいという方が多いみたいです。あとはアミューズメント仕様の「ラブ嬢」とか、4号機の「旋風の用心棒」あたりが人気です。定番の「バジリスク絆」も一時期は予約が埋まるほど人気でしたが、最近は落ち着いてきました。歴代一番人気は「大花火」ですね。

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――では、現在までに出玉が爆裂した機種で、印象に残っているものはありますか?

アミューズメント仕様「ラブ嬢」の“設定7”で57000枚という記録があります。「ラブ嬢」の設定7はコンスタントに25000枚ぐらい出ますね。一般仕様だと、4号機の「ミリオンゴッド」・「サラリーマン金太郎」、あと「ハクション大魔王」あたりがよく出ています。

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――今設置していない中で、注目している機種はありますか?

5.9号機の「ディスクアップ」です。ホールに行くといつも埋まっていますよね。今は高くてなかなか買えませんが、お客様からのリクエストは多数いただいています。目押しの練習をしたいとか、データを取りたいという方が多いようです。

――設置機種は主にリクエストで選んでいるんでしょうか?

そうですね。リクエストと人気と話題、あとはその時の価格次第という感じです。

――今日ちょうど「猛獣王」(4号機)復活というポスターが出ていましたが、これは6号機の「猛獣王」を意識してのことですか?

いえ、そういうわけではありません(笑)。うちだと何故か「猛獣王」が故障しがちで、修理しながら使っていたんですが、いよいよ修理が効かなくなったので、買い替えたんです。

――そうだったんですか(笑)。古い機種だと故障も多そうですね。

メンテナンスは気を遣いますね。基板に付いているコネクターの裏のハンダが剥がれてダメになったり、電源を入れっ放しにするとショートして基板そのものがダメになったりするので、慎重に手入れしています。

豊富なサービスメニューに一流の接客!

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――いろいろなサービスメニューがありますが、お客様はどんな遊び方をされていますか?

3000円の「遊び放題」を選ばれる方が多いです。また、ポイントを貯められた方へは、2000円遊び放題チケットやご予約の際のポイントが無しになるプレミアムチケットを進呈しています。

――あと気になったのは、店内ポスターで「GW中は遠方からいらっしゃるお客様のために台予約受付をしません」とありましたが……。

そうですね。ありがたいことに長期休暇になると、この近くでホテルを借りて連日来店されるお客様もいらっしゃいますので。

――遠方のお客様も大切にされているんですね!

遠くから来られたのに、目的の台が打てなかったら申し訳ないので、微力ながらこのような配慮をさせていただきました。常連様にも気持ち良く遊んでいただきたいと思っていますので、店員たちには常連様のお顔とお名前は一致させるよう指導しています。もちろん、一見様も大切ですので、笑顔と元気な声は徹底させていますね。

――感じの良い店員さんばかりだなと思ったら、教育に力を入れていたんですね。本日はお忙しい中ありがとうございました! この後、90分1000円の「時間打ちプラン」で遊ばせていただきます!!

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3号機『コンチネンタル3』遊技開始!

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せっかく古い台があるので、今回は5号機世代の編集部員が3号機の初打ちに挑戦します!
メーシーの『コンチネンタル3』(1990年)に着席。

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付属の説明書をチェック。ふむふむ、「7」・「箱7」の一直線揃いが基本のリーチ目なんですね。

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あっ、早くも7と箱7が一直線に揃いましたぞ!?

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が! 15枚役が1回だけ揃い、ボーナスは揃わず困惑。あれ、私のボーナスはどこへ……? この後2回ほど同じように困惑してやっと理解しました。リール左上に書いてあるように、7・箱7・箱7はリーチ目ではなく「シングルボーナス」だったんですね。

普段配当表なんて見ないからしょうがない! と、自分をかなり甘やかしつつ、持ち玉を一回おかわりしたその直後!

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出ました! 今度こそリーチ目ですよね……?

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揃ったー! いい音!!シングルボーナスで困惑した分、喜びもひとしおです。さて、「セブンラッシュ」というものも引いてみたかったのですが……。先ほどのインタビューで人気台とお伺いした『アラジン2』が空き台になったので、出玉を持って移動します!

3号機『アラジン2』遊技開始!

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サミーから1991年に登場したという「アラジン2」。デザインがTHEレトロ台って感じでステキです。

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マックスベットボタンは存在せず、ベットボタンを毎ゲーム3回押します。

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左リール上段にチェリー。この場合、2枚の払い出しが「上段横ライン」と「左上から右下への斜めライン」の2ヶ所で揃ったので計4枚の払い出しということですね。1枚ずつベットしているのもあってか、これぞ「スロットマシン」という感じがします。

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あっ!? 適当押しでバーが揃ってしまいました。REGボーナス獲得!

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さらに、わずか9GでBIGボーナスも! 調べたところ、この時代のBIGは「最長30Gの小役ゲーム中にREGが3回成立する」という構造で、BIG中のREG突入契機が「JAC IN」。5号機でも一部の機種でJACによる獲得枚数変動型のBIGが搭載されていますが、その源流はここにあったんですね。

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ボーナス後、やたらとシングルボーナスが揃うようになりました。噂の集中役「アラジンチャンス」に入ったってことでしょうか?

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その後も1桁Gでボーナスが連チャンし、あれよあれよという間に2000枚オーバー! 恐るべき瞬発力……! わずか90分の遊技で、大きなドル箱が2つも満タンになるとは思っていませんでした。

店長さんによると、4号機以前の台を打つのは、当時のユーザーがほとんどとのことでしたが、5号機世代の編集部員でも新鮮な気持ちで楽しむことができました! 液晶演出どころかランプ告知もなくボーナスが揃うのはなかなか刺激的です。今度は「コンチ3」のマニアックなリーチ目を察知したり、「アラジン2」のスベリを感知したりしてみたいですね。

 

ということで、「DEN DO~殿堂」に行って参りました! 平日昼間にもかかわらず、店内は大勢のお客様で賑わっており、中には連れ打ちデートらしき男女の姿も……(うらやましい)。人気機種の見極めはもちろん、接客に力を入れてお客様を大事にしていることも繁盛の秘密だろうとお見受けしました!

P-Summa編集部

【取材】2.5次元パチンコ「nicohan(ニコハン)」って何??

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週末になると夜な夜なパチスロアプリに興じるP-Summa編集部員です。皆様、パチンコ・パチスロのアプリで遊んだことはありますか? 自宅で遊ぶ以外にも、朝の開店待ちや電車での移動中などに、ついついプレイしちゃうんですよね。
この前も、何か新作は出ていないかな~と、ネットをサーフィンしていたんですが、その時にアプリとはまた違うパチンコゲームの情報を見つけてしまいました! それがこちら!

2.5次元パチンコ「nicohan(ニコハン)」

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2.5次元パチンコ「nicohan(ニコハン)」とは一体……?
普通のパチンコアプリやオンラインパチンコと何が違うのでしょうか。「初めての方へ」を読んでみると……なんと、「バーチャルではなく本物のパチンコ機をリモート操作して遊べるサービス」とのこと! 斬新過ぎる発想に驚かされつつ、まずは無料会員登録を行いました!

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会員登録をして「パチンコ一覧」を開くと、このような画面が。
なるほど、「プレイ中」と出ている台は、今誰かが自分のパソコンで操作しているわけですね。それでは、空き台の中から「只今の回転数」が多い118番台『CR天龍∞ 7000VS』を選んでみます。

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台を選択すると機種情報が出てきました。「この台に座る」には「ニコタイム」を使うようです。今は新規会員登録ボーナスで20ニコタイム持っているので、20分間遊べるということですね。

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いざ着席! おおっ、めっちゃクリアな画面! 本物の台の生中継だから当たり前なんですが、釘の影とかがリアルで臨場感がありますね。実機ならではの音もしっかり聴こえてきます。

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ハンドルの「START」をクリックすると打ち出し開始、「STOP」で停止。打ち出しの強さは右の「+」「-」で細かく調整できます。ということで、遊技スタート!

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よく飛び込むポイントを探して、打ち出しの強さを調整していきます。かなり細かい単位で強さを調整できるので、打ち方に応じた玉の軌道も観察可能。これはホールで打つ際の参考にもなりそうですね……!

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遊技時間の終了が近づくとこのような表示が出てきました。もちろん続行です!

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おおー、三段目に入った!
いけっ! いけっ! ……と、熱く念じたもののV入賞ならず! でも、かなりの確率で役物に飛び込んでいきますね、遊技機本来の面白さが味わえる仕様といったところでしょうか。

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そんなこんなで遊技終了。今回は惜しくも、本当に惜しくも! 大当たりを引けませんでしたが、獲得した出玉は「ニコポイント」というものに変換可能なようです。

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で、貯めたニコポイントはこのように、アイテムと交換可能……と。
ちなみに、遊技に使う「ニコタイム」はログインボーナスやツイートでゲットできる他、購入も可能となっておりました。

ということで、20分ほどの遊技でしたが、パチンコの新しい可能性を感じられました! パソコンの画面を通してとはいえ、アプリとは違う実機ならではの臨場感が確かにありますね。
でも、なんでわざわざ「実機をリモート操作」というシステムを作ったのでしょうか? 今後、遊べる機種は増えるのかしら……?
うん、運営さんにもっと詳しい話を聞いてみたい――ということで、nicohanを運営している株式会社KOMに取材を申し込んでみたところ、快くOKしてくださいました! ありがとうございます!!

nicohan(ニコハン)が生まれた経緯とは!?

――本日はよろしくお願いします。さっそくですが、nicohanが生まれた経緯を教えてください!

ご存知の通り、パチンコの遊技人口は年々減少しています。そこで、遊技市場を再び活性化させようと開発したのがnicohanです。
パチンコをやったことのない方や休眠層の方に、パチンコの面白さを知ってもらい、リアル店舗へ足を運んでもらうきっかけになりたいと考えています。また、メーカー様に対しては、リアル店舗に販売するだけではない、新しいビジネスモデルを提案しています。

――ゲームとして完結するものではなく、リアル店舗に行ってもらうことが目標なんですね。

はい。既存のホール様とは共存・共栄したいという方針です。

――ちなみに、nicohanって名前はどこからきたんですか?

2.5次元……だから、「2個半(ニコハン)」なんです(笑)。

――あ……なるほど!

風営法をクリアした2.5次元パチンコ

――そもそもなんですが、本物のパチンコ機をリモート操作で遊技してもらうというのは法に触れないんでしょうか?

よく聞かれるんですが、nicohanはコンプライアンスを最重要視しています。
まず、一般のホール様は風営法の「4号営業」ですが、nicohanで使う遊技機はリモート操作のための改造が必要なため、4号営業には当たりません。そこで、グレーゾーン解消制度というものを利用して「5号営業」に抵触するか照会したところ、抵触しないことが確認できました。

――法的にも、まったく問題ないということですね! では、景品交換は行わないんでしょうか?

はい。遊技の結果に応じて景品を提供できるのは4号営業だけです。5号営業ではクレーンゲームのみ800円までの景品提供が認められていますが、nicohanはクレーンゲームとも違いますし、遊技の結果に対する景品提供は行いません。

――3月28日まで行われていた「CR天龍∞」のイベントでは、優勝賞品がありましたが……?

「遊技の優劣に応じて景品を出す」というのは景品表示法において認められているんです。

――ポイントそのものを、景品と交換するのでなければOKなんですね! 勉強になりました。

今後の機種ラインナップは?

――現在はマルホンさんの機種しか設置されていないようですが、今後増やす予定はありますか?

もちろんです。弊社はnicohan立ち上げの際、多くのメーカー様を訪問して、台を使わせてほしいというお願いをしました。その結果、許可を頂いたメーカー様の機種のみを設置しています。
正直、ユーザー様からは少ないラインナップに見えるかもしれませんが、nicohanはメーカーや版権元に無断で台を使用することは絶対にありません。

――コンプライアンスを徹底しているんですね!

はい。今はマルホン様の台で結果を出して、今後充実させていきたいと考えています。実はすでに複数のメーカー様と話が進んでいるんですよ。近日中に発表できるかもしれません。

――ちなみに、台ってどんな感じで置いているんですか?

台自体は、とある建物のなかにあります(笑)。1台1台、リモート操作ができる装置を取り付けて、さらに固定カメラを設置して……という感じですね。

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――なんか凄い絵面ですね(笑)。nicohanを知らない方がこの施設に足を踏み入れたら、さぞやビックリするでしょう。

nicohanはスマホでも遊べるようになる?

――続いて、nicohanをプレイしてみた上での感想なんですが、「天龍」はやはり玉の動きが肝なので、役物へのズームアップ機能があると嬉しいです! あと、ニコタイムの貯め方やニコポイントの使い道にももっとバリエーションがあったらいいなと……あ、すいません、ついつい一人で盛り上がってしまいました……。

ご意見ありがとうございます(笑)。実のところ今はまだβ版のようなものでして、機能やシステムについては色々模索中です。ズームアップ機能も検討しております。

――今のところはパソコンでしか遊べませんが、スマホ対応も検討されていますか?

それは必須事項という認識です。最近のスマホの液晶は非常に優秀なので、大抵のパソコンより綺麗に見えるようになると思いますよ。

――スマホで遊べるようになると、より嬉しいですね! では今後、機能やラインナップを充実させていくにあたり、nicohanが売りにしていきたい部分は何でしょうか?

一つはコストの安さですね。パチンコ・パチスロのアプリを作るのは凄く大変で、開発費も相当掛かるんですよ。

――そうなんですね、知りませんでした。

となると当然、アプリ化できるのは売れ行きが見込める人気機種に限られます。それに対してnicohanは1台あたり数十万でオンライン化できるので、普通ならアプリになり得ない羽根物やレトロ機でも実現可能です。開発の際、デジパチしか打ったことのない方々にデバッグをしてもらったところ、皆様、口を揃えて「羽根物って面白い」と言っておられました。羽根物本来の面白さを体験できる……これも売りの一つですね。個人的な思い入れもあり、羽根物の面白さは広めていきたいです。

――たしかに、特に羽根物はアプリよりも実機のほうが圧倒的に楽しめますからね! リアルな玉の動きを伝えられるのはnicohanの魅力だと思います。今後の展開も楽しみです! 本日はありがとうございました!!

 

nicohanは規制の抜け穴を突いたり「やったもの勝ち」と開き直ったりせず、徹底してクリーンな運営をされていました! そして感じる新たな可能性……! 近い将来、スマホで懐かしの名機や最新機種をリモート遊技できるようになったら面白そうですね。そんな日が来るのを心待ちにしております!

P-Summa編集部